2022年が始まりました。今年こそはビジネスに投資、勉強を成功させたいですね。いずれも一発で終わってはいけないものばかりです。これらを達成するためには継続的に取り組むことが必要になります。つまりは何かしらの「習慣」を身に着けることが必須になるのですね。
そこで、今回は仕事や投資、勉強に欠かせないスキルを磨くための習慣化に焦点を当てて習得のコツを紹介したいと思います。
習慣はどんなところで威力を発揮するか
まずは、習慣化が出来るとどんなメリットがあるか改めて考えましょう。習慣はどんなところで、威力を発揮するのでしょうか?
1 仕事
日頃の作業がものをいう場面、例えば日々の仕事がそれですね。経理という職業は常に日頃の習慣によって支えられているといっても過言ではありません。習慣化せずに意識的に仕事をやる場面もあるのですが9割はほぼ習慣化された作業によって成り立っています。どんな職業に携わる人でも、常日頃からよしやるぞと意気込んで仕事はしないでしょう。私たちの社会はお仕事を上手に習慣に取り入れた人たちによって支えられているといっても過言ではありません。
2 勉強
また、勉強も習慣がものをいう分野ですね。例えば1日限りの勉強で東京大に合格しろというのはどんな天才でも無理な話です。天才でさえも一定程度、勉強を習慣化して勉強して習熟を図るはずです。まして、我々凡人はもっと習慣化に励んで息の長いマラソンをしないと彼らの足元にも及びません。
3 創作活動やゲームでも
梅原大吾というプロゲーマーをご存知でしょうか?梅原さんはその著書、勝負論で基礎の重要性を説かれています。基礎を何回も繰り返して、無意識的にできるまで繰り返すと梅原さんは著書で述べられているのです。習慣によってゲーム操作の技術を磨いていることに他なりません。そしてゲームが本当にうまい人は何回でも練習するのを苦に思いません。その人にとってゲームをするのが遊びでなく習慣になっているからですね。
以上のような分野では特に習慣化してこなすことが大事でしょう。
ここでわき道にそれますが、管理人には、管理人の独特の天才・達人像というのがあります。達人や天才と呼ばれる人たちは常日頃、「勉強をしてなくとも頭の中に勉強していること」を思い浮かべていたり「仕事が終わっても仕事のことを思い続けている」人たちだという考えです。
天才レベルになると、無意識的に頭の中でPDCAを回しちゃっているんですね。皆さんもあるのではないでしょうか?「あの時こうすればもっとうまくいったのになぁ・・・。あれをすればもっとうまくいくはずだ」という妄想です。天才と呼ばれる人たちはこれを無意識的に習慣化出来ている。だから常人よりも並外れたパフォーマンスをたたき出すことが出来ると思うんです。
参考:勝負論 梅原大吾著
いきなり本番本気の取り組みは難しい
とはいっても、いきなり1日中頭の中で考えたり1日中12時間勉強したり、あるいは一流のサラリーマンになれるわけではありません。いきなり、やろうと思えばしばらくはできるでしょうが、2,3日で嫌になって止めてしまうでしょう。
人間はどうしても、現状維持を好んでしまう傾向があるからです。暖かいところでくつろいているところ、いきなり寒い外の中、走ってこいって言われたらそりゃ嫌ですよね。習慣化も、同じです。まず、物事の習慣化には踏むべきステップがあるのです。
バカバカしいほどの小さなことから始めよう そしてそのタスクを改良しよう
では、どのようにステップを踏むべきでしょう。結論から言いますと「バカバカしいほどの小さなことから始めよう」という方法です。例えば、本を一冊読むのであれば「1ページ読まずに開く」だけ、最初はこれくらいの小さいことから始めてもよいのです。1ぺージ開くだけでその日のタスクはもうおしまい、これで良いのです。
もちろん、これをずっとやり続けても意味がありません。ではどうして本来の習慣化したい行動に結びつけるのか?それは、少しずつそのタスクを改良していくのです。
第一段階:本を開くだけ→第二段階:本を開いて1行読む→第三段階:本を開いて段落を読む。という具合に徐々にタスクを増やしたりあるいは難しくしたりしていくのです。イメージとしてはやるべきタスクを徐々に無理のない範囲で育てていく感覚です。
この方法のメリットは、習慣化を成功に導く以外の面でもあります。タスクが徐々に育っていく過程で自己肯定感が生まれ始めることです。最初はバカバカしいほどの小さなことがあるとき、本を1ページまで読めれるようになると不思議なことに苦痛よりも自己肯定感が生まれます。これはどんなに小さなことでも自分との約束を毎日守るから起こる心理現象なのです。
小さな改善が大きなリターンを生む
以上のようなタスクの改善を日々実施していきましょう。きついという方は2日や3日沖でも大丈夫です。ようは、本来身に着けたいタスクに近づくように徐々に引き上げていくのです。
小さな改善でも大丈夫です。その代わり、なるべく毎日そして前の改善する前の習慣に戻ってしまうことがないように実施しましょう。イメージとしては日々タスクを改善しつつ、毎日実施していくという感じです。
例えばそのタスク量の1%ずつしか改善できなかったとしても1年間同じことを続ければ約37倍以上の効果を生み出します。小さな改善が複利効果を伴って大きく育ってくれるのです。
皆さんはイギリスの自転車競技連盟の監督であるデイブ・ブレイルスフォードをご存知でしょうか?彼は、この小さな改善を習慣化することでそれまで鳴かず飛ばずだったイギリスの自転車競技団体を数々のイベントや大会で優勝させるに至るまで育て上げたのです。
自分の実施しやすいハビットチェーンを築こう
もう一つ習慣化を達成しやすいコツがあります。それは、初めから自分が行っている習慣にクサビのようにくっつける方法です。どういうことかというと、自分が初めから行っている習慣、例えば食事、外から帰ってくること、歯磨き、睡眠、これらの習慣の後に自分の身に着けたい習慣をくっつけてしまうのです。
例えば、管理人は外から帰宅したらまずは掃除をするというタスクを実施しています。日ごろ職場に仕事をしていますから、強制的に帰宅のシーンがやってくるわけで帰宅というタスクを実施したら自動的に掃除をするようにしています。上記のような小さなタスクからスタートしましたが、今では居間だけでなく台所の掃除や皿洗い、ゴミ出しのタスクまで習慣化出来るようになっています。
例えば、勉強であれば食事が終わってから実施するという具合にチェーンを築くのもよいですし、あるいは食事をとって運動をしているというのであれば運動をしてから勉強を実施するという具合でも大丈夫です。
最初は環境を変える習慣から取り組んでみよう
最初は何の習慣から取り組むのが良いか?管理人は自宅の掃除をおすすめします。実際、一番人間が居つく場所って自宅ですよね。自宅が勉強する場であったり仕事をする場であったり寝る場所、食事をとる場所でもあるはずです。自宅の環境は明らかに自分の人生に大きな影響を与えていると考えるべきです。
であれば、せっかくなので自宅を綺麗にしたりゴミを出す習慣を設けることで家を居心地のいい空間に変えてしまいましょう。それから、勉強の習慣を作ったり、副業をする習慣を作ってみてはいかがでしょうか?年末の大掃除が出来なかったという人にもおススメです。
まとめ
習慣化を促す大きなポイントは、
①小さなステップで始めて徐々に改良する
②既存の習慣に結びつける
の以上の2つです。2022年は始まったばっかりです。みんな、いろいろな目標を掲げておられることでしょう。この決意を無為にしないために、最初は小さなステップでも構わないので徐々に習慣化を進めていきましょう。
参考:Atomic Habits ジェームズ・クリアー著
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