【さよならNHK】 ドンキでNHK契約不要のTVが売れ始める

銘柄分析

ドンキ・ホーテがやってくれました。NHKの契約をしなくても済むテレビを製造販売、売り切れの店舗が続出する事態となっています。このような着眼点だけでTVが売れまくるというのは一種のイノベーションでしょう。いやぁ、すごい。

どんなテレビか

話題のTVは「24型AndroidTV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」。仕様としては、TVチューナーを外し、テレビ機器からネットTV、アプリによる配信などを楽しむことが出来るというものです。一瞬、TVチューナーがないなら普通の地上波放送の民放も見れないのでは?と突っ込みを入れたくなりましたが、民法も今やネットでTVが見れるアプリを配信(TVerとか)しているので、NHKだけ除外されてしまった格好になります。

とはいっても、NHKもネット配信のサービス展開に向けてアマプラでも見れるようになっています。アナログTVを買ってすぐさま迫ってくるあの理不尽な強制地上波料金徴収システムが通用しないということになるのでしょう。

きっかけは顧客のTVチューナーがないTVが欲しいという要望

管理人もドンキにはたびたび足を運んでいるのですが、今やドンキは顧客と対話するような形で商品開発を進めており、プライベートブランド展開をしています。今回のTVチューナーがいらないTVもこのような顧客との対話から生まれた製品でしょう。

2022年の第二四半期決算でも、プライベートブランドの展開が売上に占める利益の改善につながっているとの発表もありました。今回のチューナーレスTVのように、ヒット商品を次々生み出す仕組みづくりが築け始めていることを間違いないでしょう。今後も、ヒット商品が順調に出てくる可能性は大きいです。

PPIH(旧ドンキ)の決算資料より

素直に、このような仕組みづくりが出来るのはとても小売りの競争環境上、強いと感じました。

ドンキの今期の経営は苦しいと見立てていた

わき道にそれますが、管理人は昨今の原材料のインフレによってドンキは苦戦を強いられるのではないかという見立てでした。他の小売店に負けないほどの価格で勝負していたイメージがあったからです。原材料の高騰によって利益を圧迫するというシナリオからです。実際、ここ最近まで1株2600円あった株価は1600円まで下落を続けていました。日経新聞でも原材料悪化による収益悪化は免れないという見立ての記事が出されていました。

実際のところ、NHKは本当に来ない?

気になるのは、本当にこのTV買えばNHKは本当に来ないのでしょうか?。管理人も昔、スマホだけしかもっていない時代がありましたが、スマホでもTVが見れるだの難癖付けられて契約させられた苦い経験を持ちます。この点、よそ様の記事の拝借になりますが、ITメディアさんによると、ドンキのTVは放送法にも引っかからないし義務は生じないと糸の取材回答を得られています。これで、安心してTVが購入できるというものです。

“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”を製品化 ドンキの狙いは?
「ドン・キホーテ」が発売した、「ネット動画専用スマートTV」がネット上で大きな話題を呼んでいる。テレビと称しながら、テレビチューナーを搭載していないためだ。製品化の狙いと経緯を聞いた。

今後もヒット商品を生み出すか注目

ドンキの株式を下落の最中に購入していた管理人ですが、ここにきってプライベートブランドによって助けられた格好になりました。やったね!今回のTV好調の話も嬉しい限りです。PPIHにおかれては、今後も顧客とのやり取りの中、ヒット商品を生み出す仕組みづくりの向上に励んでほしいと思います。

現場からは以上です。

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